金融機関からの借入
主に銀行等からの借入とノンバンクからの借入に大別されます。資金の需要が急でなければ銀行借入れが低利でお勧めなのは言うまでもありません。
しかし、決算内容が銀行等の審査基準に満たない場合には、長い審査期間があったにもかかわらず、断られる可能性が高くなります。
ノンバンクの場合、銀行等に比べ金利は高くなりますが、審査期間も短く、緊急時にも対応してくれます。 いざという時の態勢整備をしておくことが上手な金融機関の使い方といえます。
銀行等からの借入
メリット
低利、安心感
デメリット
審査に時間がかかる
審査基準が高い
ノンバンクからの借入
メリット
審査が早い
銀行に比べ審査基準は低め
デメリット
金利が高い
借入しない資金調達
最近、金融機関からの借入による資金調達以外に、「ファクタリング」という売掛金を活用する資金調達が注目されています。ファクタリングとは保有する売掛債権を、ファクタリング会社が買取ることにより売掛金を速やかに資金化する「売掛金の先払い」という形の「借りない資金調達」です。
ファクタリングは20世紀初頭にアメリカで発生した金融取引です。欧米では不動産担保融資よりも一般的な資金調達の一つとなっていますが、日本では手形取引が主流であったため、ファクタリングはそれほど発展しませんでした。日本で発展してこなかったファクタリングですが、世界ではメジャーな資金調達方法と言えます。
しかし、手形取引が減少した現在、国も売掛金を活用した資金調達手段の認知度を高め、推進しようとしています。