診療報酬ファクタリングとは
診療報酬ファクタリングとはお客様が所有している診療報酬債権を弊社が買取ることで早期資金化するサービスです。
ファクタリングをご利用いただきますと、通常請求から入金まで約1ヶ月~1.5ヶ月程かかる診療報酬を約1ヶ月早く資金化することができます。
買取額は診療報酬請求額に前払率を乗じた金額から手数料等を控除した金額となります。
前払率は診療報酬請求額の80%~90%(※1)が上限となります。
(※1)審査により前払率は変動いたします。
買取をしていない残りの10%~20%に相当する残額は実際に国民健康保険団体連合会(以下、国保という)、社会保険診療報酬支払基金
(以下、社保という)から弊社に対して支払いのあった日に買取額と相殺し、残った金額をお客様へお支払いします。
診療報酬ファクタリングの仕組み
お客様が国保や社保に対して有する診療報酬債権を弊社に譲渡いただき、下記図のような仕組みを作ります。
これは借入ではなく債権の流動化と言われています。
資金繰りのイメージ
医療機関様の場合、通常は1ヶ月分の診療報酬を翌月10日までに国保、社保に請求し、翌々月の20日、21日に国保社保から入金されるというサイクルを繰り返します。つまり請求から入金までおよそ40日という時間が掛かります。
ファクタリングを利用した場合、請求書を基にすぐ買取を行いますので、翌月入る報酬を当月に資金化することが可能になります。
少なくとも資金化までの期間を1ヶ月短くすることができるので資金繰りの改善が期待できます。
買取
請求からわずか数日程度で請求額の80~90%が資金化されます。
※買取は80~90%分なので、残りの10~20%分は実際に入金があった際に精算されます。
精算
ファクタリング会社に入金があった時点で買取額と相殺し、残った分をお返しします。
前払率が設定される理由
医療機関様の場合、報酬請求から報酬⽀払機関の審査を経て⼊⾦額が決まりますが、この際返戻等が発⽣する場合があります。ファクタリング会社としては請求額通りの⾦額が⼊⾦されるか分からない為、買取に掛け⽬を設けます。(前払率と同義)およそ80%〜90%で設定され、ファクタリング会社や審査内容毎に異なります。万が⼀返戻があり、⼊⾦額が少なくなった場合、買取していない残りの10%〜20%部分で相殺するという仕組みです。
上記は請求書を基に1ヶ⽉分の買取をした場合ですが、弊社では将来サービスをする予定の債権(将来債権)の買取も⾏っています。
将来債権の買取を⾏うことで、まとまった資⾦調達が可能になります。既にサービスを終え、請求が決まった債権(現在債権)と将来債権を併せて最⼤で4ヶ⽉分の買取実績がございます。まとまった資⾦調達をご検討されているお客様はご相談ください。
※審査によりご希望に添えない場合もございますので、予めご了承ください。
ご利用条件
ご利用対象者 | 全国の国民健康保険団体連合会もしくは社会保険診療報酬支払基金に対し、診療報酬債権、訪問看護療養費債権をお持ちの事業者様 | |
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買取総額 | 100万円~1億円まで | |
買取手数料 | 1.00%~3.30% | |
保証料 | 0.30%~2.00%(保証委託契約が必要になった場合) | |
諸経費 | 振込手数料、印紙代、債権譲渡通知書発送代はお客様にご負担いただきます。但し、審査料や交通費等上記以外の費用は一切いただいておりません。 | |
途中解約 | 契約から6ヶ月以内の解約は違約金が発生しますが、6ヶ月を超えた解約の場合は違約金は発生しません。 | |
必要書類 【審査時】 |
法人のお客様の場合 | 1. 直近の申告決算書一式 2. 直近の診療報酬等の支払額決定通知書 3. 直近の診療報酬等の請求書 4. 代表者様の本人確認書類 |
個人のお客様の場合 | 1. 直近の確定申告書一式 2. 直近の診療報酬等支払決定額通知書 3. 直近の診療報酬等の請求書 4. ご本人確認書類 |
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必要書類 【契約時】 |
1. 印鑑証明書 2. 履歴事項全部証明書 ※必要枚数は契約内容によって異なりますので、個別にお伝え致します。 |